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「ヤクルト」というと、最初に乳酸菌飲料をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
そのヤクルトから化粧品…なぜ?
物語は80年以上も前の、ある医学博士の研究からはじまります。

「ヤクルト」に込められたひとりの医学博士の想い

乳酸菌 シロタ株 (L.カゼイ YIT 9029)
 
 
1930年、ひとりの医学博士によって、ある乳酸菌がこの世に生み出されました。
名前は代田 稔(しろた みのる)世界の人々を健康にしたい。
少年時代から抱き続けた想いを胸に、博士は微生物の研究を重ね、後に「乳酸菌シロタ株」と命名される乳酸菌の強化培養に成功したのです。
   
 

乳酸菌の父 代田稔 博士

代田 稔(しろた みのる)博士  (1899-1982)
代田博士の研究は次の二つの理念に基づいています。
 
●予防医学  /  病気にかかりにくいからだをつくること
 
●健腸長寿  /  腸を丈夫にして、健康で長生きすること
 
そして1935年、この乳酸菌を使用した「ヤクルト」が発売され博士の願いはひとつの形として結実しました。
 
乳酸菌の可能性を求めて。
 
博士はある”確信”を持っていました。
「乳酸菌に腸管の粘膜を保護するはたらきがあるのならば、皮フの表面も保護するのではないか」というのも、腸の中と皮フは別々の部位ですが、口から食道、胃を通して外の世界とつながっているとの考えからです。
このような博士の確信から、乳酸菌のはたらきをお肌に応用する研究が始まりました。
 
 
ヤクルトのビンを洗う人の手がスベスベだった!?
 
ヤクルトの化粧品にまつわる有名なエピソードです。
ヤクルトがまだビンで売られていた当時、回収されたビンは人の手作業によって洗われていました。
毎日毎日、長時間の水仕事…。にもかかわらず、洗っていた人たちの手は驚くほどなめらかだったのです。なぜでしょう?
答えは、乳酸菌の発酵代謝産物にありました。乳酸菌がつくり出す成分が、おなかの中と同じように「天然のバリア」となってお肌をま守ってくれていたのです。
 
 

当時の画像

オリジナル保湿成分「乳酸菌はっ酵エキス(ミルク)」の誕生

乳酸菌がつくる「天然のバリア」のはたらきを研究開発して、化粧品成分としたのが「乳酸菌はっ酵エキス(ミルク)」です。ミルクを乳酸菌で発酵させ、その代謝産物からできたエキスで、肌なじみが良く、お肌本来のうるおい成分である天然保湿因子とよく似たはたらきで、うるおいを与え、お肌をすこやかにたもちます。
  
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